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特定非営利活動法人 青少年育成支援フォーラム(JIYD)

2004年度事業報告概要

【事業名】ライフスキル事業

【実施概要】

2004年3月、日本で初めてライオンズ・クエストプログラムを実施した埼玉県川口市立芝東中学校において、3年間のパイロット授業が成功裏に完了。専門家の調査により、3年間の授業を受けた生徒に前向きな変化が見られた。この成果をふまえ、全国にライフスキル教育を広めていくため、これまでで最も多い8回のワークショップを開催。説明会や体験会、出張授業などの広報活動を関東以外の地域においても積極的に実施。また、より使いやすい教材を目指し、現場教員の協力を得て指導案作りに着手。

【成果概要】

【事業名】居場所交流全国フォーラム2004(経験共有事業)

【実施概要】

昨年に引き続き、第2回目のフォーラムを2日間の日程で開催。本フォーラムのテーマは「子ども・若者の居場所」。現場に仕事として係わるスタッフが、他の様々な活動との出会いを通じ経験共有を図ることが目的。今回は、前回開催時に関心の高かったテーマのひとつ「スタッフの育成」に焦点を当て、スタッフの力量形成につながる「ふりかえり」のあり方や手法について事例を交えて議論。第1日目は、講演者2名による基調報告と参加者全体会。第2日目は、サブテーマごとの小グループによる意見交換、全体会による振り返りを実施。

【成果概要】

【事業名】「子どもの参画」実践の調査・普及事業

【実施概要】

本事業の目的は、青少年を事業の「対象」としてだけではなく事業実施の「パートナー」として考える「参画」というコンセプトの、青少年育成事業における浸透。そのため、「参画」が意義を有する領域や、「参画」というコンセプトを具体化するために、大人と子どもがどのような関係性を構築すればよいかを明らかにする調査を実施。手法として、アンケート調査、その回答者に対するインタビュー調査、事例検討会等。「参画」というコンセプトの有効性の有無や、有効となる場所・活動体の傾向、実践における促進及び阻害要因について検証。

【成果概要】

【事業名】ブックレット発行事業(経験共有事業)

【実施概要】

1999年、米国ルーセント・テクノロジー社とのパートナーシップを皮切りに始まった青少年関係NPOを対象とする資金助成事業は、2003年末時点で累計助成額が約1億円に到達。当事業は、NPO支援の「一つの方法としての助成金の提供」が、各組織にどのような影響を与え、どのように役立ったのかを調査公表することを目的に実施。具体的には、過去の助成先を訪問調査し、主に現在の活動と、助成により実施した事業がその後の団体の活動に及ぼした意義の2点を中心に、事業担当者や団体代表者にインタビューを実施。

【成果概要】

【事業名】Panasonic & JIYD 子どもサポーターズ☆マッチング基金(助成事業)

【実施概要】

松下電器産業(株)との協働で実施しているPanasonic & JIYD子どもサポーターズ☆マッチング基金は、2001年の発足から数えて第4期目。本基金の目的は、青少年関係NPOの組織体制の整備(=基盤強化)とNPOを支えうる社会へ向けた寄付文化の浸透。これまでと同様、助成基金の一部を成す一般からの寄付を募ると共に、6月から7月にかけ、日本国内に在住する子どもを対象に活動するNPOからプロジェクトを公募。9月と11月に開催された2回の審査委員会を経て、助成先を決定。

【成果概要】

【事業名】もっともっとプレーパーク 冒険応援キャンペーン(技術支援事業)

【実施概要】

「冒険遊び場」活動を対象に、地域社会から支えられる活動を目指し、活動の基盤強化のための技術的・資金的支援を実施。地域社会からの支援獲得のために自らの活動を効果的に伝えることを学ぶ広報講座を開催。また資金調達の企画案を公募するコンペを開催、優れた案に実施のための活動資金を提供。資金提供を受けた団体は2004年12月〜2005年1月にかけ、資金調達キャンペーンを実施。また、今回の成果を広く共有するため、事業報告書を制作し、全国の青少年関係NPO等へ配布する予定(2005年春発行予定)。

【成果概要】